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大寒(1月20日)春一番、フキノトウの天ぷら

朝晩の冷え込みがきつく、寒さが最も厳しい頃。

寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌)

などを仕込む時期。

ここを乗り切れば春はもう間近。と言いたい所だが

今年はそんなに明るい見通しは立たない。

例年なら枯野だった、斜面の日当たりのいい場所に

早くもフキノトウが顔を出し始める頃。

春に芽を出す植物にはアクの強いものが多いけれど

ほとんどのアクは天ぷらにするとほぼ消える。

揚げ過ぎるとせっかくのほろ苦さが消えるので

加熱は程々にするのがコツ。

衣をつけて油の中に落とすと、薄い皮がパッと広がり

まるで『ふきのとうの花』が開いたように見えるのも

楽しい。

ちなみにふきはキク科の植物だが雌雄異株で、雌雄を

見分けるのは簡単ではないようだ。

春になるとスーパーにタラノメやウド、ワラビなど

有名な山菜が出回るが、それよりも少し早く芽を出す

ニワトコやユキノシタなどマイナーな山菜も、天ぷら

にすると遜色なくいけます。

一年で一番寒さ厳しい「大寒」をしのげば、暖かい春

はもうすぐそこまで来ています。

コロナ禍で運動不足が気になるあなた、思い切って

空気のいい里山でも散策しながら、図鑑を片手に山菜

探しというのも健康、気晴らしにいいかも。

小寒(1月5日 寒の入り)旬の魚、キンメダイ 

        節分には鬼のお面を作ろう!

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