
朝晩の冷え込みがきつく、寒さが最も厳しい頃。
寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌)
などを仕込む時期。
ここを乗り切れば春はもう間近。と言いたい所だが
今年はそんなに明るい見通しは立たない。
例年なら枯野だった、斜面の日当たりのいい場所に
早くもフキノトウが顔を出し始める頃。
春に芽を出す植物にはアクの強いものが多いけれど
ほとんどのアクは天ぷらにするとほぼ消える。
揚げ過ぎるとせっかくのほろ苦さが消えるので
加熱は程々にするのがコツ。
衣をつけて油の中に落とすと、薄い皮がパッと広がり
まるで『ふきのとうの花』が開いたように見えるのも
楽しい。
ちなみにふきはキク科の植物だが雌雄異株で、雌雄を
見分けるのは簡単ではないようだ。
春になるとスーパーにタラノメやウド、ワラビなど
有名な山菜が出回るが、それよりも少し早く芽を出す
ニワトコやユキノシタなどマイナーな山菜も、天ぷら
にすると遜色なくいけます。
一年で一番寒さ厳しい「大寒」をしのげば、暖かい春
はもうすぐそこまで来ています。
コロナ禍で運動不足が気になるあなた、思い切って
空気のいい里山でも散策しながら、図鑑を片手に山菜
探しというのも健康、気晴らしにいいかも。




この記事へのコメントはありません。